先生を偲ぶ



年末になるといつも思い出す。

明日は、自分の大学時代の先生の命日。

先生には、大学時代にたくさんの事を教えてもらった。

よく叱られたし、『本を読みなさい』と言われて毎週本を貸されたし、『ブログを書きなさい』と言われて、13年経った今もこんな感じで続けてる。

『科学技術が独りよがりなものになってはいけない』とずっと伝え続けてくれた。

『コンピューターが、人に寄り添う技術でなければ、その技術は使われなくなる。

そのために、対象となる利用者を、よく観察するように』

と、何度も言われた。

4つの『あ』という言葉をくれた。

『あたまにこない、

 あわてない

 あてにしない

 でも、 

 あきらめない』

『勇気を持って、焦らずやれ』と言われた。

先生がいなくなってもう4年になるけど、12/29の前後は、『先生を偲ぶ日』を1日作っている。

あーだこうだ言って、無知な自分に毎週付き合ってくれて、昼飯を奢ってくれた大学時代。

『ここのトンカツが美味しいんだよ』と言って、折に触れて連れてってくれたトンカツ屋さん。

そういう場所を訪れて、夢中で駆け抜けていたあの頃を思い出し、今の自分を振り返ってみる。

確かに今、俺の先生はもういないけど、

『お天道様は見てる』じゃないけど、

先生は、自分が辛い時や、迷ってる時に、今でも、背中を押してくれてると思っている。

壁にぶち当たった時は、

『先生だったら、どうするだろう』と考えてみる。

もし天国があったら、そこから先生が見ていて、今の自分が正しい方向に進めてるか、恥ずかしい事をしていないか、自分の振る舞いを振り返ってみる。

同じ時間を、一緒に生きられた事を感謝しながら、次の世代として前を向いて歩いていきます。