Can you serebrate?

今日は久し振りの休みだ。
と思ったら、母親に映画に連れていかれた。

これじゃ休んでないのと同じだが、家族サービスするパパのつもりで外出した。

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特段見たい映画があるワケでもなかったので、上映時間が一番近い『おくりびと』を観た。

納棺士という、亡くなった人を化粧して納棺するまでをサポーターする仕事を描いた映画だった。

主人公はチェロ弾きから失職する所から描かれていて、チェロ弾き(陽)と、納棺士(陰)を描くシーンや、人々の偏見を効果的に見せている印象を受けた。

死というと、まあ来ると思ったが、最後は『近しい人の死』が描かれていた。

こういうシーンを家族で見るのはとても気まずい。

隣にいる母親は自分の死のことを考えているだろう。
また、6〜7年会ってない(つうか一緒に住んでない)夫(僕の父親)に万が一の事があったときにどうするのか。

映画よりも自分の将来の展開にドキドキしてきた。
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そもそも、僕の結婚式のときに、父親をよぶのか。

中学・高校・大学・職場の友達と、自分がお世話になった仲間を招待した時点で動物園みたいになるのに、自分の親族席がお葬式という混沌ぶりである。

Can you serebrate?(スペル間違えてたらゴメン)どころではない。

この問題を考え出すといつもたどり着くのが、『二人だけの国際結婚』である。
入籍だけなんて手もあるが、それは妻側になんか申し訳ない。

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僕の中の腫れ物であるこの問題にまたぶち当たらせた『おくりびと』、おそるべし。