もともと演説がうまいというのは聞いていたし、就任式を聞こうかと思っていたが、日本時間の26時にやるとのことで中継を見るのは挫折していた。
そしたら先日の新聞に大統領の就任式の演説の全文が載っており、いい機会だからと読んでみた。
ニュースだとオバマ大統領は、演説の中で『We(私たち)』や『責任』という言葉を多用していたと取り上げられていた。
なるほど確かにそうである。新聞ではご丁寧に太線で脚注まで書かれている。
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しかし僕がこの演説の中でひっかかったポイントはそこではなく、『アメリカ国民がもたなければならないもの』というトピックの中で大統領が取り上げた
゛spirit of service゛
という言葉である。
日本語訳するなら、サービス精神、奉仕の精神といったところだろうか。
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゛なぜなら、政府ができること、やらなければならないことはあるが、この国が最後に頼りとするのは米国民の信念と決意だからだ゛
゛堤防の崩れたときに見知らぬ人を受け入れる優しさ、友人が職を失うくらいなら自分の労働時間を短縮する無私の心が、暗黒のときに我々を支えてくれる゛
゛煙に満ちた階段を駆け上がる消防士の勇気、そして子供を育てる親たちの意欲が最終的に我々の運命を決める゛
゛spirit of service゛のあとは、こう続けられていた。
準備はしてたにしても、さすがの演説能力である。
僕も人前で上がらない技術を磨いていこう。