車の一段階のみきわめが終わった。
なにげにうまいかも。
この勢いで学科試験も行っちゃおうかと思って、インターネットの模擬試験を受けたら、
【不合格】 84点
アレ??
〜二回目〜
【不合格】 74点
アレアレ??
〜三回目〜
【不合格】 88点
…………
試験をうけるのは辞めて、教習所から退散した\(^o^)/
勉強して、土曜日にチャレンジします。
―――――――――
最近本屋に並んでいる『奇跡のリンゴ』という本を読んだ。
NHKスペシャルでとりあげられた青森のリンゴ農家の方で、この人唯一のリンゴを作り上げたらしい。
この農家の方は木村秋則さんという名前の方だが、木村さんの作るリンゴは
・酸化しない
・腐らない
らしい。
リンゴは普通、二つに切って放置してれば黄色くなる(酸化する)ものだし、時間が経てば黒く変色するものである。
しかし、木村さんのリンゴは酸化しないし腐らない。芯まで食べられるらしい。
別にそんなリンゴを作ったのがすごいワケぢゃない。
リンゴ農家の社会ではありえない、『無農薬リンゴ』を作ったら、そんなリンゴができたらしい。
――――――――――
リンゴとは、多量の農薬を使うことであの甘い果実が収穫できるようになった人工物である。
自然ではあの甘さはでないらしい。
(野生のバナナは固くて炒めないと食べられないと同じイメージだと思います)
そのリンゴを作るために木村さんは八年かかったらしいです。
八年間無給で、それこそ借金やパブの客引きをするまでお金に困り、自殺まで考えたという木村さん。
絵画や塑像を芸術作品というなら、木村さんのリンゴも、『人生をかけた芸術作品』ではないだろうか。
―――――――――
僕は本を読んで、ぜひ木村さんの魂の結晶であるリンゴを食べてみたくなった。
ネットで調べてみても、やはり売っていない。
しかし、銀座のレストランで『木村さんのリンゴゼリー』が売っていた。
4個で5000円。
いやいや、高いでしょ。
でも、人の人生をかけた作品なら、払えない額じゃないと思った。
――――――――
というワケで、届いたリンゴを家族や大学の先生達におすそわけしながら食べた。
リンゴだけど、なんとなく野生の味がした。
木村さんも、『リンゴ』というものに狂えた一人なのだろう。
あんなに自然と『いただけます』が言えたのも始めてだった。